「個のクリエイターをエンパワーメントする。」をビジョンに掲げ、クリエイター向けのポートフォリオプラットフォーム『foriio』を提供する株式会社1ne studioには、個性豊かなメンバーが集い、クリエイターがより活躍出来る世の中になるよう日々邁進しています。クリエイティブに魅了されたメンバーで構成されたforiioのチーム。この連載では、多様なバックグラウンドを持ったforiioのチームメンバーをご紹介します。

第2回目となる今回は、foriioのシステムの根幹を担うBack-end developer、ブラジル出身のWilliam Kurosawaに話を聞いた。

––foriioには2018年の6月からフルコミッションでジョインしてくれたんだよね。僕たちと一緒に働くまではどんなことをしていたの?

僕の最初のキャリアは、アクセンチュアでのモバイルオペレーターだったよ。2007年に1年間インターンシップをした後、そのままアクセンチュアに残って4年くらい働いたんだ。関わっていたプロジェクトはすでに10年間も走っている大きな規模のプロジェクトで、やるべきことは沢山あったし自分がコントロールして自由に働けたんだけど、僕はお金持ちをよりお金持ちにすることにうんざりしていたんだよね。それに、コンサルティングという職業が単にアドバイスをするだけで、実際にその製品がどう変わっていくのかを見ることが出来ないのが好きじゃなかったんだ。

だから僕はアクセンチュアを去って、企業間で協力して社会的責任と持続可能性に関連するプロジェクトを構築する小さな会社にプロジェクトマネージャーとして転職したんだよ。ブラジルでは、税金の控除など企業のためのインセンティブがたくさんあるんだ。そこで僕は年上のメンバーたちと貧困層以下の人々や環境を気遣う企業のプロジェクトに携わったよ。

ただ、その仕事はアクセンチュアとは違ってテクノロジーと関係していない仕事だったから、テクノロジーが恋しくなってきて。それで、iOSのプログラミングを勉強し始めて、iOS3でアプリを作ろうと思ったんだよね。そのために、いくつかのプログラミングコースに通って資格を取ろうと思ったんだけど、最終的に僕はiOSのプログラミングが好きじゃないと気づいてしまって。代わりに、同時に取っていた簡単な動画制作を学ぶコースで経験した動画編集とプロデューサーとしての役割がすごく楽しくて。そこで、自分のテクノロジーの分野での経験を生かして、動画編集のキャリアを築けないか試してみようと思ったんだ。

それで、ビルや壁などにビデオマッピングやプロジェクションマッピングを手がける企業でアニメーターとしてのキャリアを積んだんだ。大きなひとつのプロジェクトにずっと携わるとだんだん飽きてくるんだけど、この仕事は都度プロジェクトが変わっていつも新しいことが出来たからすごく刺激的で楽しかったよ。

だけど、同時にブラジルでブームになっていた起業の世界に興味を持って。2013年くらいのことだったんだけど、その頃趣味としていくつかのwebプロジェクトに携わっていて、PHPを勉強したり、友人にRubyを教えてもらったり、Railsを学んでwebアプリケーションをいくつか作ったりしたよ。その後もう少し高度なプログラミングが出来るようになった時に、デザイナーを探しているスタートアップ起業の人に出会って。彼はデザイナーを探してたと同時にプログラマーも求めていたから僕の経歴と見事にマッチしたんだよね。それでその会社に転職することになったんだ。そこで2年間働いたんだけど、MVPを構築してHRのプラットフォームとして完成してきたら、やることがなくなってきて退屈に感じるようになってきちゃったんだよね。

だから違う会社に移ろうと思って、自分たちのアイディアに価値があるか証明したいと考えているスタートアップを支援する、スタートアップのデザインスタジオに入ってそこで3年間働いたよ。そのデザインスタジオは、製品そのものだけじゃなくて、顧客の経験を良くするようなサービスデザインの構築に特化してて、そこでサービスデザイナーたちと働けたことはすごく貴重な経験になったんだ。2013年から2017年までそこでCTOとして経験を積んで、2018年にはRailの普及に取り組んでいるFounderがやってるコンサルティング会社に入ったりしたよ。

2017年に友人に会いに日本へ来た時にアクセンチュアからオファーがあって、もう一度アクセンチュアで働き始めることにしたんだ。今度は日本で。でもディベロッパーではなくて、コンサルティングやプロジェクト管理が主な仕事だったから、僕はコーディングが恋しくなってきて。そんな時ちょうど、スラックチャンネルでディベロッパーを探してるforiioを見つけたんだ。

––foriioのどこに興味を持って一緒に働こうと思ったの?

最初はディベロッパーとしてやるべきことがたくさんありそうで、それが魅力的に見えたんだけど。同時にどの会社で働くか考えた時に、「働く目的が何か」ということが自分にとって重要だったんだよね。アクセンチュアで働いていた時でさえ、人々のために価値があることを提供している感覚を毎日忘れないようにしていた。まさに、楽天の三木谷さんが言っていた、「私たちはお金のためだけに働いているのではなく、私たちのサービスや製品を頼りにしている顧客のために働いている」ということなんだけど。だから、foriioの『個のクリエイターをエンパワーメントする。』というヴィジョンに共感して、一緒に働くことを決めたんだよね。

––foriioではどんな役割を担ってるの?

バックエンドのディベロッパーとして働いてて、webページやサービスの開発に関わるすべてを担っているよ。

––毎日オフィスに来て仕事していると思うんだけど、何がモチベーションになってる?どんなことが楽しい?

うーん、説明するのが難しいんだけど、前の会社だとランチの後いつも眠くなっていたんだよね。それは仕事が退屈だったからか、お昼ご飯が美味しくなかったからなのかわからないんだけれど(笑)でもforiioではいつも何かしらが起こっていて、いつも動いていないといけないから全く眠くならないんだ。毎日何かやることがあって、それが毎回違うことだから楽しいよ。

––foriioで働いている間か、もしくは君のキャリアの中で今後達成したいことや挑戦したいことはある?

うん、あるよ。人々にとって、無くなったら悲しい気持ちにさせるような製品(サービス)を作りたいと思ってる。それが最終目標。

あと、僕は新しいテクノロジーを試したいといつも思ってるんだ。例えば、もし君がハンマーしか知らなかったとしたら、スクリュードライバーがあったとしても、ハンマーを使う他に選択肢がないでしょ。ハンマーの存在を知っているからこそ、選択肢が広がって、最適なツールを選ぶことが出来る。そんな風に、新しい技術を知って試すことで、自分の選択肢を広げていきたいと思ってるよ。

––これが最後の質問だよ。働く環境はどう?快適?

foriioは典型的な日本の会社と全然違うよ。少なくとも僕の働いていた会社では、勤務時間がフレキシブルではなかったからね。通勤のストレスがないのはすごく良いことだよ。

それに、すごくフラットでオープンな環境なのも気に入ってるところ。聞きたいことは聞けるし、言いたいことはなんでも言える。それが僕たちメンバーみんなにとってすごく良いことだと思ってるよ。

William Kurosawa
Back-end developer
ブラジルのIT業界で10年以上働き、スタートアップやアクセンチュアを経て2018年6月からforiioに参画。映像・プロジェクションマッピングの制作をしていた経験も有。